Flatblog#003
DATE: 2023.09.19
先日、障がいを持つ方々が仕事をしている「杉並・あしたの会福祉作業所」にお邪魔し、以前からお願いしている、捨てる予定だった余剰布を再利用し新しくパッチワークした生地をつくる取り組みを体験してきた。
まずは細々とした切れ布の破片と破片を重ね合わせ、縫い合わせるカタチを試行錯誤しながら待ち針で仮止め。
この段階で歪過ぎる余剰布のカタチに心折れるのだが、なんとかハマりの良いカタチを見つけて仮止めたものをスタッフが左手一本で巧みにミシンを使い丁寧に縫い上げる。
パッチワークの服を市場の中でみるのは特に珍しくはないのだが、ここまで細かく歪にパッチワークされた生地は初めてだ。
このような取り組みは一般的な縫製工場では時間の関係でなかなか実現しにくいため、こうしてじっくりと作り続けてくれる杉並・あしたの会福祉作業所には感謝しかない。
この生地を活かした作品がどんなものになるのか。
今まで見たことのない生地が世に放たれる日を心待ちにしている。